落葉の季節と毛の生え変わり

着こなし術

新歌舞伎座にて、着物姿のご婦人が2人、私の前を歩いていました。

 

とても素敵な訪問着に見とれていたのですが、何となく違和感が。

 

一方のご婦人の二重太鼓から、手のひらほどの葉っぱ(柏の葉?)が、ひょっこり顔を出していたのでした。

 

なんとなく、イタズラな葉っぱと目が合ったような。。

(柏だと思うのですが、、とにかくおおきな葉っぱでした)

 

葉の散るタイミングと、風向きと、ご婦人の歩幅と。

 

絶妙なタイミングで、すっぽり帯に収まった葉っぱさん。

 

どこから来たのかわからないけど、東銀座の歌舞伎座までたどり着いたようです。

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こんな時、声かけますか?

「お太鼓の中に、葉っぱが入ってますよ」と。

 

結局、隣にいる連れのご婦人が気づくだろうと思い、声はかけませんでした。

ご婦人の不手際ではないので、恥ずかしいことではないし。

 

奇跡のタイミングと、秋の訪れにロマンを感じたのでした。

 

あの葉っぱさんは、歌舞伎座へ侵入できたのでしょうか。

 

 

気まずい

 

逆に、自分の不手際で服に何かついていた場合、とても恥ずかしい思いをします。

 

浅草・松屋のエスカレーターにて。

 

私のすぐ後ろに、スーツを着た男性が乗っていました。

 

エスカレータは空いているのに、距離が近いなあ。

と思っていました。

 

心なしか、私に何か言いたそうな雰囲気です。

 

最初に謝ります、ごめんなさい。

私、ナンパだと思いました。

 

「すみません。」

そう声をかけられて振り向くと、

 

「服に、毛みたいなのがついていますよ」

 

(えっ)

 

見ると、黒いワンピースのお尻に、ふわふわ~と猫の毛が。。

 

「わーホントだ!なんかすいません!」

慌てた私は、服に着いた毛をパンパン叩いてしまい、毛が舞ってしまう始末。

不手際の上塗りです。

 

もちろん、その男性はナンパ目的で話しかけようとしたわけではありません。

お尻のまわりが猫の毛だらけの女なんて、

けっこう毛だらけですからね。

 

 

自宅で猫を飼っています。

そういえば、私のイスの上で毛づくろいしてたっけ。。

 

犯人(犯猫)↓

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完全に、私の不始末です。

これは恥ずかしいし、大変みっともないので、教えていただいて良かったと思うのですが、

こういった場合、声を掛けるのは勇気が要りますよね。

 

皆さんも、私のように恥をかかぬよう、気をつけてください。

あのとき声を掛けてくれたスーツの男性、ありがとうございました。

 

植物も、動物も、冬支度に入りました。

季節の変わり目で体調を崩さぬようお過ごしください。

 

 

 

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