世界には様々な民族衣装がありますが、そのほとんどは、踊りのための衣装なのだそうです。
言われてみると、飾りがついていたり、目を引くような派手な色使いが多いように思います。
日本の民族衣装である着物は、普段着として着用できるものから、結婚式などのパーティーまで、幅広く着用することができます。
日本の風土にマッチするような、自然な色使いのものが多く、街で着てもさほど浮きません。
もっと着物人口が増えてもいいと思うのですが。。
着物は生き残れるのか
生活様式が西欧化したため、洋服の方が暮らしやすくなりました。
洋服と比べて、着付けが面倒で動きにくいため、
通勤・通学・家事・育児などに追われる現代女性には着物は縁遠いものになりました。
洋服と比べて、価格の高いものが多く
金銭的に余裕のある人にしか、購入できなくなりました。
着物を着る人と購入できる人が少なくなったので、
着物が売れずに、染織技術を持った職人さんが少なくなりました。
希少価値により、また着物が高くなり、、
着物にかかる費用も、かなりかさみます。
・着物を着るための着付け教室教育費(着付け代)
・高い着物購入費
・クリーニングなどのメンテナンス費
などなど。
共働きの世帯が5割を超えた現代で、果たして着物文化は生き残っていけるのでしょうか。
着物のルールも奥が深く、
着物の素材、柄、色のことから、おはしょりの出し方、格や季節感まで、
少しでも着物を学ぶと、正誤が気になって仕方なくなります。
ルールがあるからこそ、着物は面白いですし、草木の季節を調べるのは楽しいのですが
人それぞれのルールで、それぞれ着物を楽しめたらいいなと思います。
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