着物の立ち居振る舞い

着こなし術

せっかく着物を着たのに、何だか残念な感じの人っていますよね。

着物を着ていると洋装より目を惹きますので、残念な動作がより目立ってしまうのです。

洋装の時はパンツスーツで「颯爽と歩幅を広くして歩く」ことが様になるのですが
着物で大股で歩くと、裾が広がって着崩れしやすくだらしない感じになってしまいます。

 

美しく見せるコツ

<着崩れしないよう無駄な動作をしない>

これだけです。

着物は一枚の布を体に沿わせて着るので、無駄な動作が多いと着姿が崩れてしまうのです。

具体的には
・歩幅は草履一つ分
・猫背にしない
・座るときは脚を閉じる

花火大会などで、帰りの電車で出会う浴衣姿の人々が一様に疲れて見えるのは、
会場の混雑だけではなく着崩れてだらしなく見えてしまうからなのです。


でも、もう大丈夫です。
余計な動きをしない。
それだけで余裕のあるエレガントな姿を手に入れることができます。


ちなみに、物を取るとき、遠くの手を使うと体が広がらないのでお勧めです。


例えば、左側にあるカップを取るときは右手で。
左側の頭がかゆいときは、右手を使い頭を右側に引き寄せる、など。

着物は袖口が広いので、手を上げると肌が露出してしまいます。
できるだけ体の動きをコンパクトにまとめると、より美しく落ち着いて見えます。


少しの心がけで、グッと上品に見えます。
自信を持って着物でお出かけしましょう。

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