本日、袖を切った振袖を引き取りに、染物屋さんへ行きました。
昨年末に、振袖の袖を切って、長く着ることができるように加工を依頼していたのです。
待ちに待った、振袖との再会。
以下、私「」と振袖との会話です。←妄想
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「なんか、サッパリしたね。オトナっぽくなった。」
ワタシ、もう子供じゃないの
ロング袖も気に入っていたけど、悪くないね
「うん^^。似合ってるよ。」
短くなったから、アナタに袖を踏まれる心配をしなくてもいいし
「あ、ゴメンね(^-^;やっぱり覚えてた?」
階段とか、よく踏まれたよねー
「ホントごめんね。草履の跡がついていたかもしれないけど、振袖さんが色黒で助かったわ。」
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ふたりでいろんな所に行ったよね
「そうだね。おめでたい席は、だいたい一緒だったね。」
成人式に友人たちの結婚式
アナタの結婚お披露目パーティーも、一緒だった
「初めて会った時のこと、覚えてる?」
もちろん
アナタはまだ10代で、
お母さんとおばあちゃんと3人で、振袖特設会場に来たんだよね
「そうそう!振袖さんと目が合ったとき、コレだって思ったの!
他の振袖は、試着もしなかったな。」
お母さんとおばあちゃんは、何て言ってた?
「私が選んだのならそれにしようと言ってくれたよ。
でも、今思うと、赤やピンクの可愛らしい色の着物姿を期待していたかも。」
・・・もう、可愛らしい色は似合わないもんねえ・・・
「そう、もう似合わない。。っておい!」
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「切った袖(端切れ)をもらったんだけど、どうしようかな。」
巾着でも作れば?
「巾着かぁ。やってみようかな。」
草履にしてくれるところもあるみたいだよ
ポケットティッシュケースとか作ってみたら?
「ポケットティッシュケースか、いいね!」
「ねぇ振袖さん。ごめんね。」
何が?
「自慢の長い袖、切っちゃって。」
・・・これからも、いろんな所に連れて行ってくれるんでしょ?
「もちろん!そのために袖を留めたんだし。」
ワタシ、アナタの振袖姿、そろそろ無理があるんじゃないかなーって思ってた
「えー、それ早く言ってよっ!」
「振袖さん、おかえり。」
ただいま
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