突然ですが、私は手のひらに汗をかきます。
(仕事でお客様のお着物を扱うときは、白い手袋をしています!ご安心ください。)
緊張しているときはもちろんですが、寝ている間以外は手のひらが濡れている状態です。
どのくらい汗をかくのかひとつエピソードを。
新しい職場で半日研修がありました。
紙の資料が配られたのですが、研修が終わるころ、私の資料だけ3年くらい経過したかのようにクタクタになっていました。
端は丸まり、所々にインクがにじむような使用感。。。
とっても恥ずかしい思いをしました。
緊張していたので、余計汗をかいてしまったのでしょう。
着物のサイトと関係ないよね?と思われた方、ごもっともです。
手汗の功名
ここからが本題です。
手汗のおかげで、物持ちがいいのです。
7年使い続けた財布を「新しい財布買ったの?」と言われたり。
カバンや傘も周りの人と比べて汚れないのです。
理由はずばり、極力手で触らない。ことでした。
お気に入りのバッグは、持ち手が汗で汚れないようにハンカチをはさむ。
傘をたたむときは、傘留のひもだけをつまんでクルクルっとたたむ。
革製品の場合、エナメル加工されているとお手入れが楽です。
レシートなどの色移りには十分注意しましょう。
傘の場合は手の摩擦で防水加工が取れてしまうそうです。
不便なことも多い手汗問題ですが、気が付いたら長所になっていた、
ということもあるのです。
着物を扱う上でも、大切なことはべたべたと触らないことです。
大切な着物を汚してはいけない。この緊張感が着物をまとう人を美しく見せるはずです。
コメント