帯付きの外出

着こなし術

着物を習い始めて、

一人で着物を着ることができるようになると、

着物の奥深いルール、マナーが気になってきます。

 

季節ごとの決まり事のほかにも

細かいことがたくさん、たくさん、たくさん。

 

面と向かって注意されたことはありませんが、

「あらあら、あの方の着物は。。」

と、誰かを残念な気持ちにさせたことは、ある、かもしれません。。

 

(ブログやフェイスブックのコメントでご指摘いただくことはあります。日々勉強です。)

 

 

私がもう少し早く知りたかったな、と思うのが

「帯付きで外出するのは恥ずかしい?」

という説です。

 

 

帯付き

 

帯付きとは、着物に帯を結んだ姿のことです。

 

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普通にイメージする着物姿そのものですね。

 

帯を隠すため、道行や道中着といったコートを着る方がスマート。

帯付きで出歩くのは、玄人の女性だけ、とされる時代もありました。

 

 

今は、そこまで気にする必要はないと思いますが、

知ったうえで気にしないのと、

知らなくて気にならないのは、

たとえ結果が同じでも、ちょっと違うと思うのです。

 

私は、着物を始めて、「帯付き」という言葉を知ったとき

あららら、、やっちゃった、と思いました。

 

単衣や薄物一式を揃えるのに精いっぱいで、

羽織りものは持っていなかったので。

 

 

羽織る理由

 

帯を守るため。

金糸や銀糸を使った豪華な帯は、大変高価なものなので、

引っ掛けてしまったり汚れてしまっては大変です。

 

また、キンキラを見せつけるのは、奥ゆかしさに欠ける。

というのもあるかもしれません。

 

改まった席には、金銀の袋帯を締めますが

礼装では、道行コートを羽織るとされています。

 

だからといって、

「道行コートを用意できないから

着物は持っているけれど、洋服にします。」

というのも、悲しいお話しです。

 

パーティーなどのお呼ばれで

せっかくお着物をお持ちであれば、

大判ストールでも十分では?と思います。

パーティー会場ではコートを脱ぐので。

 

成人式の振袖、絢爛豪華ですがあまり隠してないですよね。

振袖用の道行コートなどもありますが。

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せっかくだし、隠さないで見せて欲しい!と思ってしまいます。

 

防寒

普段着の場合は、帯を守る必要も隠す必要もないので

寒かったら一枚重ねます。

 

羽織りものを集めるのも楽しいです。

紅葉の頃~桜の咲く頃まで、羽織るものがあると便利です。

 

小紋や紬などの普段着でも

お尻がすっぽり隠れるので、なんとなく着物の上に何か重ねることはあります。

(帯を隠すためではなくお尻)

 

 

一応、帯がキラキラしていたら、隠すと奥ゆかしいのかな。

くらいの認識でいます。

誰かに対して失礼なわけではないので。

 

 

着物を好きになってくれたら

嬉しいです。

 

 

余談、というか話の方向性が違いますが、

「玄人さん?」

と指摘されたら、ちょっと嬉しいかも。

 

あの色っぽさ、憧れます。

 

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