着物は洋服と違い、体に凹凸がない方がキレイに着こなせます。
胸は小さい方がいいし、肩はなで肩、
ウエストは寸胴、お尻ものっぺり。。
昔の日本人の体型はこんな感じだったかもしれません。
この、トイレットペーパーの芯のような体だと、
着物が着崩れにくく、シワにもなりません。
洋服との違い
スーツやドレスを仕立てる場面を想像していただくとわかり易いのですが、洋服は立体的に作られています。
型紙を何枚も重ねて、仕上げていきます。
一方着物は、一枚の布を体型に合わせてその都度着付けるものです。
体型の変化には柔軟に対応できますが、
欧米系のメイハリボディだと、着物にシワが寄ってしまうのです。
できるだけ寸胴の筒形になるように、
着物を着る前にタオルなどで凸凹を補うのが、補正です。
ウエストや肩の凹みに、補ってあげて下さい。
着付けを習い始めたのは20代の半ばでしたが、当時から使っていたウエスト補正用のタオルが合わなくなってきました。
薄手のタオル数枚を縫い合わせたものですが、
もうウエストの補正は必要ないかもしれません。
すでに寸胴なのです。
アレ?体重は変わっていないのに
どこが減って、どこが増えたんだろう。。。。
着物をキレイに着こなせる体型に近づいていることを、
素直に喜べない自分がいます。
生活の8割は洋服です。
補正は、付け足すことは簡単ですが、剥ぎ取ることはできないし。。。
着付けがラクになって良かったなー(-_-;)
と、言い聞かせています。
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