私はリサイクル着物を利用します。
体型に合わせて誂えるのが一番いいのはわかっています。
でも、普段着の着物などは、リサイクル着物でも十分役目を果たすのではと思っています。
年齢や環境で体型は変わるものですから、
その時の体型に合った着物がお手頃なお値段で見つかったら(しかも好みの色柄だったら)買い!です。
私は身長が165cmと平均身長より高めです。
リサイクルでは、なかなか合う着物は見つかりません。
特に裄が圧倒的に足りません。
※裄=手の長さ
そんな体型の理由もあり、リサイクル着物を多く持っているわけではないのですが、
つい、街のリサイクル着物屋さんがあると店に入ってしまします。
私の地元、浅草にもたくさんのリサイクル着物のお店があります。
百貨店の呉服売り場や、老舗の呉服店ももちろん大好きです。
寸法も、好みも、きちんと把握していてくれる呉服店があると、心強いですよね。
ただ、予算があって、買うものが決まっていないと、入りにくいのも事実です。
まさに敷居が高いのです。
その点リサイクル着物のお店は、
シレっと入店して、物色して、シレっと退店することができます。
着物に罪はない
いつものように、リサイクル着物をシレっと物色していると、
店舗の前を通った人が言いました。
「よく他人の古着なんか買うよね。リサイクル着物には怨念が宿るのに。」
と。。聞こえてしまいました。。
もし私が着物だったら、ずっとタンスに閉じ込められるより
誰かに着てもらった方が嬉しいと思うのです。
大切にしていた着物を誰かが着てくれたら、嬉しいと思うのですが。
今ある資源を大切にする精神は、昔から日本にあったものです。
女房と畳は。。。という諺もありますが
(年々口うるさくなる古女房として言わせてもらうと、そりゃ若くて大人しい妻の方がいいよね!)
何でも新品や使い捨てがいいとは限りません。
着物に罪はありません。
いつでも誰かに着てもらえるのを待っている気がします。
リサイクル着物の中に、素敵な出会いがあるかもしれません。
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