「最近疲れやすくなったよね~」
「そうそう。もう若くないから~」
などと話している女性3人組。
カフェでひとり休憩中に、隣のテーブルの会話が聞こえてきました。
本を読みながら、隣のテーブルの話をラジオのように聞き流していた私。
「結婚を意識できない人とは付き合えないよね。もう若くないから~。」
「徹夜すると肌がカサカサになる。もう若くないから~。」
「私たち、おばさんだよね。」
話の内容から、てっきり同世代だと思っていました。
3人組が席を立ったとき、興味本位でチラッと顔を見ると
なんと3人は、制服を着た高校生でした!!!
おばさんは君たちの話に共感してしまったよ。
徹夜の理由は、受験勉強だったのね。。。
ひっくり返りそうになりました。
おばさんの自覚
私の感覚では、30代以降になると本格的に「おばさん」を意識し始めます。
それまでは、背がのびた。とか掛け算ができるようになった。などの延長で、
成長しすぎちゃった!てへへ。
くらいの軽いトークで済ますことができるのです。
大半の女性は、程度の差こそあれ自分はおばさんだと思っています。
おばさんの自覚がないのは、子供とお婆さんだけです。
私から見たら、高校生や大学生、自分より年下の人はみな子供に見えてしまうのですが。
以前、新宿駅の構内で化粧品の広告キャンペーンがありました。
すっぴんの写真と年齢を載せたポスターが、ズラリと掲載されたのですが、
そのポスターのモデルさんたちを見て一言。
「この人、31歳にしては若いな~。」
感心していたのです。この化粧品、効果あるのかも。なんて。
「あっ、年下だ。。」
歳にしては若いと思ったモデルさんは、私より年下で(もちろん私より数段美しい)、無意識に自分の年齢より下の人をおばさん認定してしまったのでした。。
おばさんで何が悪い
体力や記憶力が衰える、などの加齢による体の変化は避けられません。
しかし、歳をとることは悪いことばかりではありません。
例えば、薄曇りの空に光が差したようなねずみ色の着物。
これは若い方には着こなすことができません。
目尻のシワも、笑って過ごせた人生の証だとしたら、勲章です。
縦じわだって、悩んだ日々の努力賞です。労ってあげましょう。
今の高校生が、年をとるのが楽しみになるような世の中にしていくために、
みんなで人生を思い切り楽しみましょう。
高校生の時よりも、去年よりも、今が楽しい。
これからは、もっと楽しいはず。ですよね?
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