母の振袖 と伯母の振袖

その他

今週は成人式です。

本日は、アルバムで振袖を着た二十歳の母の写真を見つけました。

ピンクと赤紫をベースに牡丹や藤などの花々が描かれていました。

金で描かれた紅葉などがアクセント。

美しい配色で、たまに箪笥から出しては眺めていました。

母が若いころは、裾にクジャクなどの豪華な柄が入ったものが流行っていたそうですが

あまり背の高くない母は、全体柄を選んだそうです。

母は現在でも、このサツマイモのような赤紫色の洋服をよく着ています。

暖色の濃い色は母によく似合う色なのですが、

私が羽織っても全く似合いません。。

好きな色ですが、残念です。

こちらは、同じ振袖を着た小学生の私。

子供なので、苦手な色でも顔色がくすみません。

この振袖を買った祖母も、私が着ているのを見て喜んでくれたはずです。

一緒に写っているのは、いとこ。

もうそれぞれ大人になり、当時の面影を残しつつもほぼ別の顔になっているので

隠す必要もなさそうですが、一応加工しました。

ブログで紹介しようと思い写真を選んでいたのですが

おそらく家の玄関の前であろう暗闇で、

子供が並んで真顔で仁王立ちしている写真ばかり。。。

着物の色柄も、よく見えません。

「なんでこんな暗い写真ばっかりなの?」

と聞くと、

「あの頃のカメラの性能だと、こんなものよ」

との返答。

なるほど。

カメラって、進化しましたよね。

伯母の振袖

朱寄りの赤い総絞り。 刺繡も入っています。

絞りって、本当にカワイイですよね。大好きです。

この振袖を成人式で着る予定でしたが、

予想をはるかに超え、縦にも横にも成長したため、入らなくなりました。。。

身丈や裄を直したり、長襦袢を作ったり、何かと手を加えたのですが。

太ってしまいました。。。

これは中学3年生か、高校1年生の時に撮った写真です。

もう大分大人になり、この振袖も全く似合わなくなってしまいました。

年とともに痩せた、というか萎んだので、サイズ的には大丈夫ですが

さすがにこの色は着れません。

観賞用に、仕舞ってあります。

この振袖の影響で、私の黒い振袖も絞りです。

→関連記事「着物と帯はそのままで、小物で印象が変わる」

※現在袖を留めて(切って)現役で活躍中です。

余談ですが、上の写真の足元にも、猫が写っています。

この猫ですが、今年19歳で、まだまだ元気です!

私が持っている2つの振袖をご紹介しました。

着物それぞれに、着た人と買い与えた人の 思いが溢れています。

小粋な普段着の着物もいいけれど、振袖の若々しい色柄は心をときめかせます。

振袖って、特別ですよね。

お嬢様方の初々しい振袖姿を見るのも今から楽しみです。

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