妙齢の着物

着物が好きなので、

着物に興味の無い人に比べたら、たくさん着物を持っています。

洋服の数と購入頻度の方が、圧倒的に多いのですが。

自分で選ぶと

私が初めて自分の意志で買った着物は、紫色でした。

７歳の時の七五三のお祝いです。

母と祖母は、赤やピンクの可愛らしい着物を着せたかったようですが、

私は青紫のような渋い色に惹かれました。

とにかく頑固だったので、

スポンサーは誰か。を意識することなく、紫に決定しました。

成人式の振袖は、黒。

衿をぐっと丸く抜いたら、芸者さんのような、黒です。

可愛げのない色を選んでしまいがちです。

あれから数十年。

相変わらず、私は渋い色が好きで、

自分で買う着物は、７０歳８０歳になっても着られるようなものばかりに。。。

粋でイナセな着こなしは苦手なのに、憧れてしまうのです。

（洋服と同じ感覚で着物を買うと、法事のようになります。）

選んでもらうと

先輩方からすすめられるままに購入した着物は、

ピンクや黄色など可愛い色ばかりです。

若いうちしか着ることができないんだから！！

という言葉とともに、妖精のような着物を買ってしまいました。

でも、今ならわかるのです。

若い人には、若い着物を着てほしい。

若い人が着る、渋い着物も素敵ですけどね。

「娘時代に親が誂えてくれたけど、着ないからどうぞ！」

と、譲っていただいた着物も、赤などのはじけるような若々しさ。

１０代の娘さんの着物と、８０代のお姉様？の着物に囲まれて、

妙齢の私は、何を着たらいいのでしょうか。。笑

老けて見えるなんて嫌だけど

若作りしているように見えるのも嫌だなあ。

頻繁に新しい着物を誂えるような身分ではないので、

手持ちの着物を着まわして楽しみたいと思っているのですが。。。

年相応。

地味でも派手でも、難しいですね(>_<)

自分で買った、グレーの色無地。紋をつけていないので、小紋扱いにしています。

小物で着回しができるのでとても気に入っていますが、

もう少し遊び心を加えても良かったかな～^^；