台風が近づいているらしく
雨が降ったり止んだりの一日でした。
2016年7月17日、第40回世界遺産委員会において、フランスを代表国として日本を含む7ヶ国で共同推薦した
「ル・コルビュジエの建築作品」(含国立西洋美術館)
が世界遺産に登録されました。
今まで、興味のある展示があると何度か足を運びましたが
入場制限でできた長蛇の列を見て
「いつでも来れるのだから、次の機会にしよう」
と後回しにしていたところ、
結局一度も入ることのなかった、国立西洋美術館。
歩いてすぐのところに住んでいたのに。。
(当時は文京区の端に住んでいました。)
とうとうやって参りました。
きっかけは、世界遺産登録による 台東区民を対象とした無料観覧です。
(TV東京系『美の巨人たち』という番組で、国立西洋美術館の建築について取り上げられていましたね。)
チケットを購入するときに、身分証の提示について何も言われなかったのですが、
もしかしたら、台東区民とか、関係なく無料で開放しているのでしょうか。。
常設展示室に入るときに
ポストカードをもらえます。
ル・コルビュジエはパリを拠点に活躍した建築家です。
「住宅は住むための機械である」
という思想のもと、鉄筋コンクリートを使った建築作品を数多く発表しました。
理にかなった、計算された整然さというのでしょうか、
装飾も必要最低限です。
だからこそ、展示される美術品を邪魔しないのでしょう。
1959年に設立されてから57年。
その間に、高床構造(ピロティ)だったエントランスをガラス張りにして使用できる面積を拡張したり、
自然光を取り入れる構造が、展示品の保全のため蛍光灯に切り替えられたりと
時代のニーズに合わせて改修されています。
常設展示には、クロード・モネなどの印象派の作品が多く展示されていました。
無料でしたが、かなり見応えがありました!
(誰が無料の対象なのかわかりません、お越しの際は問い合わせてみてください)
絵画にとって快適な空間は
人間にとっても快適です。
なんとなく文化的な気分に浸れて、大満足でした。
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