太田記念美術館で開催されている
「歌川国貞 和の暮らし、和の着こなし」公式ページ→http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/2016_utagawakunisada
先日、NHK連続テレビ小説「あさが来た」広岡浅子展へ行った同日に
太田美術館へも立ち寄っていました。先日の記事→https://kimono-agent.site/2016/04/05/post-1009/
同じ日なので、同じ着物です。
40歳くらいに見えると祖母から言われましたが、本人も納得の落ち着き!
原宿
表参道から道に一本入ると、閑静な住宅街です。
若者のファッションの中心である原宿や竹下通りもすぐそこの立地に、浮世絵専門の美術館。
子供のころ、芸能人のオフィシャルショップがたくさんあって、
母親と遊びに行ったことがあります。
山田邦子さんのお店でスイカグッズを、
加藤茶さんのお店でカトちゃんのお茶を、
酒井法子さん(のりピー)のお店でマンモスの定規を買ったことも。。。
今の若い人たちには伝わらないかもしれませんが。。
中学生になると、オシャレな友達に誘われて、よく原宿へ遊びに行っていました。
街をウロウロして、クレープを食べるだけなのですが。
(原宿駅)
太田記念美術館
そんな原宿にある、浮世絵の美術館です。
中に入ると、9割外国人でした。
ガイドブックに載っているのでしょう。
最近、外国人観光客が激増したと感じていたのですが
私が、外国人観光客に好まれそうな場所へ赴いているのですね。
太田記念美術館は、東邦生命相互保険会社の社長を務めていた五代太田清藏氏(1893~1977)が蒐集した浮世絵コレクションを、広く大勢の方々に公開するために設立された美術館です。
約12,000点という、個人の浮世絵コレクションとしては世界有数の所蔵量となっています。
撮影禁止なので、中の浮世絵を画像でご紹介することができないのですが
一般の女性たちの、暮らしが描かれています。
化粧をしていたり、爪を切っていたり。
中でも印象に残ったのは、着物です。
ゆったりと何枚もの着物を重ね着して、紐のような細い帯でまとめていました。
布地が薄くて寒かったのかもしれません。
暖房器具が今ほど発達していなかったので、家の中でもたくさんの着物を重ねて着ています。
暮らしの中で着る着物なので、着やすく、動きやすいものになるのも当然です。
自分のために着る衣服です。
芸者さんは、黒い留袖に太い帯を締めているものが多かったです。
黒い着物に赤い襦袢。唇には紅。
なんとも色っぽいです。
現在、着物として受け継がれているのは、芸者さんが着ていた「見せる」タイプの着物なのでしょうね。
どんな人でも、着物を着ただけでワンランク上の女性になります。
まさに、魅せる着物。
学芸員による展示品の解説など、頻繁に行っている美術館です。
会期中にもう一度行ってみようと思っています。
太田記念美術館
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-10-10
JR山手線:原宿駅表参道口より徒歩5分
「歌川国貞~和の暮らし、和の着こなし。」
2016年4月1日(金)~4月24日(日)
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