暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか?
今日は大江戸探索として、
日本橋・室町界隈をご案内したいと思います。
着物が似合う街なので着物で散策するには、
もってこいだと思いますので是非どうぞ。
そもそも日本橋は日本橋川にかかる橋が地名として定着した場所です。
日本橋という名前には諸説ありますが、
個人的には徳川幕府が江戸(日本橋)を日本の中心の橋として、
願いを込めて日本の橋として名前が付けられたのだと思います。
日本橋は大阪梅田まで続く東海道(国道1号)の始点で、
同時に日光街道(国道4号)
奥州街道(国道4号・宇都宮宿までは日光街道と共用)
中山道(国道17号など・別名木曽路
(島崎藤村の『夜明け前』
「木曾路はすべて山の中である」が有名ですね))
甲州街道(国道20号)
いわゆる五街道など日本の道路の始点になっています。
まさに江戸幕府が作ろうとしていた日本の中心でした。
経済の中心の日本橋
日本橋界隈は江戸時代から交通の要所として定められたため、
三越の前身である
(三井家と越後屋を合わせたものが三越)や、
東急百貨店の前身の白木屋や、
大丸屋呉服店等の大店が集まり、
また付近には金銀の鋳造をする金座や銀座が置かれました。
(なお越後屋から脈々と続く三井グループが、
多くの土地を持つ日本橋は、
丸の内の三菱村と並んで三井村とも呼ばれています。
銀座はそのまま発展して現在の銀座になり、
金座は明治維新になり日本銀行の本店が置かれています。
東京証券取引所も日本橋にあります。)
問屋も多く特に薬問屋が多かったため、
現在も製薬会社の本社が多くあります。
そのような地域であったため、
古くからの老舗の飲食店も多く、
昨日のブログで紹介した鰻の大江戸や、
創業1760年の軍鶏鍋・親子丼の玉ひで
創業1837年の甘味処 初音
もう少し時代が下れば、
創業1931年の洋食のたいめいけん
など数え上げるときりがありません。
最近は再開発も著しく、
コレド日本橋やコレド室町、
マンダリンオリエンタルホテルが入居する日本橋三井タワーなど、
三井グループのビルがどんどん建っています。
しかしその一方で重要文化財の、
日本橋・日本銀行本店・日本橋高島屋・
三越日本橋本店・三井本館
など古くからあるビルを大切にしており、
古いものと新しいものが見事の調和した街並みを、
作っています。
古い建物が好きな方も一見の価値があります。
日本橋・室町界隈は伝統文化から最新のトレンドまで、
ひとつの場所で楽しめる街です。
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