着物と帽子と、エコとエゴ

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最近、浴衣を着たカップルを多く見かけます。

 

若い人の間で、浴衣でデートするのが流行っているのでしょうか。

なんとも微笑ましいことです!

 

 

浴衣人口が増えるにつれ、様々なアレンジを見ることができるようになりました。

浴衣に帽子を被るコーディネートも、よく見かけるスタイルです。

 

 

帽子

 

日本では、明治4年に散髪断刀令(断髪令)により、

髷を結う男性が激減しました。

髷の代わりに、帽子を被るスタイルが急速に普及したそうです。

 

和服にシャッポ(=フランス語で帽子のこと)が流行します。

洋服よりも先に、帽子が取り入れられたのですね。

 

大正時代に入ると、洋装・和装問わずカンカン帽をかぶるスタイルが大流行しました。

 

カンカン帽というのは、麦わら帽子の一種です。

叩くと「カンカン」と音がするほど固い帽子であることからカンカン帽という呼び名が定着しました。

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当時は、「紳士たるもの外出時には帽子を着用するものだ」というのが常識であったため

成人男性の帽子着用率は非常に高いものでした。

 

職場においても、夏場の正装として、一様にカンカン帽を被っていたそうです。

 

安いものは太くて黄色い麦わら製、

高いものは細くて真っ白な麦わらが細かく硬く編んであり、一目で値段がわかったそうです。

 

身分や経済状況を問わず、取り入れられていたことがわかります。

 

 

そんな和装との歴史が長い、カンカン帽。

 

現在、女性も和装時に麦わら帽子を取り入れています。

夏の浴衣と麦わら帽子のコーディネートは、明治から続くクラッシックなスタイルだったりするのです。

 

 

何しろ暑いので、頭を直射日光から守る意味でも、

帽子は有効です。

 

以前ご紹介した、着物と日傘→https://kimono-agent.site/2016/07/31/post-1392/

 

麦わら帽子か日傘、どちらか取り入れて、暑い日本の夏を元気に乗り切りましょう。

 

暑さに挑む

何度も言いますが、暑いから着物(浴衣)を着ないという選択は、

挫折ではありません。

 

着付けの段階で、クーラーの設定温度を最低にしないと袖を通せないのは

エコではないし、不自然です。

↑ごめんなさい、私はよくやります。。。そこまでして、着物を着たいのか?はい、エゴです。。

 

帽子や日傘などのファッションアイテムを取り入れながら、

着物を楽しみましょう。

水分補給も小まめにしてください^^

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