開店した珈琲店のカオス

ひと月前、近所に新しく珈琲店がオープンしました。

全国展開している、大手の珈琲チェーン店です。

オープン記念として、お得な珈琲チケット（10杯分の価格で11杯飲める）を売っていたので、

綴りで購入し、足しげく通っています。

店舗は２階にあり、狭い階段を登らなければならないのですが、

開店して間もない頃、階段を登ろうとした私を遮るように、チラシが手渡されました。

「オープンしました！」

の文字と、店の地図が載ったチラシ。

「オープンしました！」

と笑顔の店員さん。

その階段は、珈琲店しか使わないのです。

私、珈琲を飲みに来たんです。

確かに、分かりづらい場所にあるので、地図を載せたチラシは有効でしょう。

しかし。

あとは階段を昇るだけなので、迷わない。。。

店の偉い人に、外でチラシを配ってこいと言われたのかもしれません。

最寄りの駅からのルートが載ったチラシを眺めながら

店前ではなく、駅前で配るタイプなんだよなぁ。。と思いました。

隣のＶＩＰ

本日も、その珈琲店へ。

隣の席に座っていた、70代の男性と50代の女性。

何やらお金の話をしていていました。

「50億、あした用意できないか？」

「今日言われて、明日50億なんて、ムリ。」

そりゃそうだ。

しかし、50億って、一体何を買うの？

女性がどこかへ電話します。

「もしもし。明後日までに50億作れる？うん。そう。よろしく。」

男性に向かって

「あさってなら50億用意できるわ。」

できるのー？？

世の中、私には想像もつかない額のお金が取引されているようです。

二人の間の会話には、歴代総理や企業の社長の名前がチラホラ。

某珈琲チェーン店で、軽々とお金を動かしたあの女性は、何者だったのでしょうか。

一方、珈琲チケットを買って、一杯分得した！ラッキー(^^♪

なんて浮かれている私。

外に出ると、年末ジャンボ宝くじの売り場に長蛇の列ができていました。

一等10億円かぁ。

あの女性なら、電話一本で即日「作れ」そうだな。。。

私を複雑な気分にさせる珈琲店です。