お召(おめし)とは、絹織物の一つです。 御召縮緬(おめしちりめん)とも言います。
縮緬は縦糸には撚りをかけず、横糸にだけ右撚りと左撚りを交互に織り込むことで、独特のしぼを出します。
お召の場合、縦糸に撚りをかけた「八丁撚り」という糸を用い、
横糸にも一般の縮緬よりも撚りのつよい御召緯という糸を使うことによって、縮緬独自のしぼがより大きくなります。
普通の縮緬は、横糸だけ撚りをかけますが、
お召は縦糸と横糸、両方に撚りをかけることで独特の風合いになるのです。
また、糸の状態で精練するため、絹のセリシンというたんぱく質が除かれ、織りあがりが硬く、コシのある地風となります。
よって、お召は通常の縮緬よりもシャリ感があり、紬よりはしっとりした風合いです。
着崩れしにくく、裾さばきがよいため、とても使い勝手のよいお召。
手間のかかる作業のなか生まれる素晴らしい織物なので、高級品です。
リサイクルのお召だと格安で手に入れることができるかもしれません。
初・お召
こちらは、日本橋きもの倶楽部で見つけた単衣のお召。
着やすくて感動したのと、紬のようにピタッと畳みやすいです。
おそらく年代物。
お召は強い撚りをかけた糸を使用しているため、湿気で縮みやすいのが難点です。
雨の日は避けることと、着用後は必ず湿気を飛ばす(陰干しする)ことをすすめられました。
https://wasojewelry.theshop.jp/items/6577939
雲と雨粒の帯留めを着けたけど、雨の日は着ません。。。
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